この講座は、仏教に救いを求め、悩みや苦しみから速やかに解放され、安らかな日々が過ごせるように開設しました。
今、失意と挫折の真っただ中にある人にとっては、迷いを転じて悟りに生きる大きなチャンスです。この機会を逃さず精進してください。
人生の目的を探し求めながらも漠然と生きている人、厳しい修行によっても未だ確証の得られない人、また、不安、恐怖、寂しさ、迷いに苛まれている人、さらに、仏智・仏心を会得したい人などにも、有効な解決策を明示しました。
誰でも仏教が体得できるように、難解な仏教用語を分かりやすい言葉で表現し、自ら迷い苦しむ中で仏教を信じ、求め、苦難を乗り越え、自分自身の体験を元に明快に解説したつもりです。凡人ならではの視点が、必ずや読者の共感を得られるでしょう。
仏教は釈迦によって開かれた宗教ですが、ひと口に仏教と言っても、仏教が仏の教えとなれば、仏や菩薩はひとりではありません。伝承によれば、教義は「仏教最大にして第一」と言われるように八万四千にもおよぶ教えがあるようです。その教義のすべてを学ぶ事はできません。また、史実や経典を学ばなければ助からないということでもありません。仏教を信じ、学ぶことは、それだけでも尊いことですが、目的は「この世で仏性に育まれること」、「悟りに生きること」、「この世で成仏すること」、「極楽浄土へ生まれ行くこと」にあります。従って、現代の滅法時においても、まずは、苦難を克服し、仏法が体得できるよう有効な行法を提示しました。